2011年5月14日土曜日

鞄とサンダル購入

Twitterで呟きましたが、結局サンダル購入しました。
でも、ブーサンじゃなく割りとオーソドックスなもの。
流行に沿ってるのは飾りくらいなものかな?

あと、夏用の鞄。
1シーズンしか使わないので、5000円くらいの安物です。
通勤時に使うだけだから。
しかし、女性のバッグと言うと、お財布も入らないような小さいクラッチバッグだった時代と違い、実用一点張りの武骨な大きな鞄なんてつまらないね。
クラッチバッグに付き物だったのは、レースの手袋に帽子だったのかな?
私の母親は仕事をしていたので(自営)、今の私の様に大きな鞄だったなぁ。
でも、本当に小さい頃、周囲の大人の女性がクラッチバッグとレースの手袋を持って出掛けてたのも、微かに記憶にある。
多分2歳くらい?
幼稚園に通う頃には見なくなってたと思う。
今考えれば、中流とされる家庭の女性は、男性にエスコートされるのが普通で、お札を1枚くらいバッグに入れて、後はルージュと小振りのコンパクトとハンカチくらいで事足りた時代だったんだよね。
女性の自立なんて、小説の中くらいにしかなくて。
家業がない限り働かないし、中流なら女中さんが住み込んでて普通、女中さんがいないような家は中流ではないって感覚をまだ引きずってた世代が現役にいた時代だもんね。
商家ならなおのこと古い慣習があったし、住み込みの女衆(おなごし)さんや書生さんも普通にいたわけだし。
「いとはん」「こいさん」が、通じた時代でもあるか……。
でも、勿論私の親の世代では、団塊よりも少し前って程度なので、そんな生活はすでにごく一部だったんだろうけど。
戦争も大きかっただろうし。
結局、我が家も、亡くなったご主人の跡を受けて船場でずっと会社を経営していた伯母くらいしか、その時代を色濃く残していた親族はいないのですけど。
若かった頃には、そんな慣習を残している伯母の跡を継ぐのが嫌だったけど(伯母は私の親よりも10歳以上歳上で、子供がおらず私が継ぐ予定だった)、今は受け継いでおくべきだったのかなと思います。
伯母が亡くなって、お墓参りする度に思うのです(GWにお墓参りしたばかりだから余計に)。
そして、今日、鞄を選んでいて、持ち歩く荷物の多さと大きさに、大きな鞄しか選択肢がなかったのを改めて思うと、女性の地位は向上したのかも知れないけど、その代わりに色々なものは失っているんだなと思ったのです。

でも、結局、昔に戻りたいって事ではなく、今の時代の方がいいと思っているんですけどね。
ただ、もう少しだけエレガントな部分があると良いなとはおもいますが。

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