2011年5月3日火曜日

スケートの感想など

ちょっと遅れた感はありますが、帰省してたのでご容赦を。

スケートは実家で父親と一緒に見ました。
父親とはスケートに関して価値観が似てるから盛り上がるんだ。
母親は、どちらかと言うと正反対なので、技術的な話しがはなから出来ないので……。

まず男子。
織田がもったいなさすぎる。
ザヤックがなければ、台乗りもいけたと思うくらい演技内容は良かったんだけどなぁ。
しかし、そこが織田の織田たる由縁なのかもしれないな。
高橋は不運だったとしか。
でも、日本人勢3人の中では、今回一番不調に見えました。
小塚はより繊細になったなぁと思う。
小塚を見てると、何故か太田由希奈を思い出すんだよね。
勿論男子だから、小塚の方が太田さんより力強いんだけど、滑らかなスケーティングとか表現力とかがね。
もう少し派手さがあると、荒川さんを連想するのかもしれない。
少し地味な印象があるからかな?
そして、パトリック・チャン。
バンクーバーの時は納得できない点数だったけど、今シーズンは根本からジャンプ等修正したというだけあって圧巻でした。
おまけに、実力がグンと上がったら、あのオレ様発言というか、他下げ発言が少なくなった感じがするし。
ただ、私はあの逝っちゃってる風に見える目が嫌いなんだよなぁ。
演技の時はそれが目立たないから良いんだけど、キスクラとか、インタビューとかで出て来ると目を逸らしちゃう……まぁ、生理的好悪だから仕方がない。
でも、昨シーズンまでよりはまだ好きかも。

女子は、今回はロシアスケ連が「正しい演技を正しい採点で」ってかなり頑張ったらしく、個人的にはここ数年で一番妥当に思えた。
トリノ以降、本当に採点基準に疑問を持つ事が多かったからねぇ。
次のソチの事を考えると、このまま、当たり前であった筈の「正しい演技を正しい採点で」って言うのは続けてほしい。
いや、更にきちんとしてほしい。
今回もPCS見てると、まだまだ疑問に思う部分があったからね(なんでこの演技でそのPCS?って)。

ところで本当に安藤は、今シーズンFSが安藤無双状態で素晴らしい(FS無敗だもんね)。
FSで少しミスはあったけど、リカバリーしたあとも冷静だったし、あの安定感は成長の証だなぁと思う。
安藤の弱気発言があったから、ちょっと心配してたけど、それでも持ちこたえるんだからすごいよ。
EXの白の衣装、新しいのかな?
SPの衣装がすごく好きだから、同じ系統でなんだかニマニマ嬉しくなったよ。
ソチまで頑張るみたいな事言ったらしいけど、本当に頑張ってほしい。
ソチでメダル取れたら良いんだけど、あと3年てあの年齢だとつらい面もあるだろうな。
最近はコーチの助手みたいな事もやって手伝ったりしてるみたいだし、現役を続けるのか指導者やプロとしての方向も視野に入れてやっていくのか、気になるところではあるね。
荒川さんのように金メダルでプロ転向なんて、本当に素晴らしい事だけど、安藤も「大好きなしーちゃん(荒川さんの事)」に続いてほしいと思う反面、大丈夫かなぁと心配もしています。
それと、台湾の時もそうだったけど、インタビューで英語できちんと話せるようになってるのは良いね。
あと、ロシア語も英語程じゃないけど喋れるのはすごい。
今ロシアを本拠地にしてるから、喋れないと大変なんだろうけど。
とにかく現地のインタビューで、英語ロシア語日本語で、最後にありがとうと観客に向かっていってたのが素晴らしかったよ。
それから、キム・ヨナ、すっぽ抜けはあったけど、他の部分って、もしかしてバンクーバーより良いんじゃね?ってくらいだった。
まぁ、選曲の違いもあるんだろうけど(バンクーバーの時の選曲は北米向けだったせいか、私はあまり好きじゃない)、キムの演技によく合ってた。
で、今回最高だったのはレオノワ。
本当に、母国のリンクであれだけ渾身の演技が出来たのが良かったし、こちらも嬉しくなった。
(レオノワの時スルツカヤが映ってたの見たときは嬉しかったなぁ)
レオノワで、いつも残念に思うのって、「スピード出てる」って分かる事かな?
もうひとつ上の段階に行ければ、「スピード出てる」って印象がないスピードの出方になると思うんだけどな。
トップスケーターって、優雅でスピードが出てるように見えないのに、実際にはすごいスピードで滑ってるってタイプの人が多い訳で、そうなってくれたら台乗り確実だと思うんだよなぁ。
スピードが出てるように見えなくて、やっぱり実際にもノロノロって人はどうしようもないだろうけどさ。
エッジの使い方なのかなぁ?


個人的には、実はシングルよりも好きかもしれないアイスダンスが今回楽しかった。
私がフィギュアを見るようになった最初のきっかけがアイスダンスなんだよね。
幼い頃、テレビでたまたま見た演技に引かれたの。
でも、そのきっかけになった選手がいまだに分からない。
最初に見たときだったから、選手の事知らなかったし、当時も今もだけど、アイスダンスについてあとのニュースでなんてあまりやらないし、まして海外の選手だったし、メダルも取ってなかったと思うんで、謎なんですよね。
多分、カルメンではないけど、あんな情熱的なタイプの曲で濃厚なシチュエーションで滑ってたと思う。
で、今回の事に戻るけど、いきなり銅メダルとったUSA代表のSHIBUTANI兄妹がビックリだった。
あの日系の、いわゆる平たい顔族のままであの表現。
勿論ジュニア時代から抜けてたけど、まさかまさかシニア転向1年目でメダルとは!!
今回、FDで途中で曲調を変えなくちゃ駄目になったり、アイスダンスは割りとテコ入れというか変化があったからね、うまく対応できたよね。
曲がSmileで始まって、Let's Face the Music and Danceでしょ?
チャップリンとアステアとは分かってるよね(Let's Face the Music and Danceはアステアバージョンじゃなかったけど)。
日本代表のリード姉弟組が、平たい顔族じゃないので(クリスは平たい顔族入ってるけど)、なんだか反対な気がするけどね。
リード組も今回13位とは健闘したなぁ。
これまでの日本人最高位って15位だったっけ?
個人的にはリード組がFDの後半で使ったThe Blues BrothersバージョンのThinkが好きです。
いや、The Blues BrothersもAretha Franklinも大好きだから、もう、それだけでテンション上がるって感じなんですけどね。
ただ、リード組は、最後の最後で転倒したのが勿体なかった。
でも、その後お姉ちゃんが弟を慰めるように弟の頭をかき抱くシーンには感動しちゃったよ。
それから、銀メダルのヴァーチュ/モイラ組の素晴らしかった事。
あの絡み付くような濃厚な雰囲気は、引き込まれるわぁ。
まさに圧巻。
圧巻と言えば、デイビス/ホワイト組も。
まさに金にふさわしい王道。
ところで振り付けを前と変えてたような気がしたけど、どうなんだろう?
私はこの組のツイズルがかなり好きですw
しかし、アイスダンス見てるといつも思うんだけど、純日本人として育った人のメンタリティでは、アイスダンスって苦手だろうなって思っちゃう。
見てる分には良いだろうけど、自分がやるとなると、ペアよりも二人の世界観の発現っていうのが重視されるしね。

ペアは、パン/トン組を応援していたので(ペアだと申雪/趙宏博が大好きだったからその流れでw)、銅だったのは残念だけど、銀のヴォソロジャール/トランコフ組のロミジュリは素敵だった〜。
サフチェンコ/ゾルコーヴィ組は唯一ミスなかったもんなぁ。
でも、ピンクパンサー……うん、悪くないよ、完成度も高かったし、ただ私の好みじゃないだけで。
金なのは納得の出来だったからね。
昨シーズンのプロが好きだったからなぁ。


それから、特筆すべきはエキシビジョンのフィナーレ。
これこそ地上波で放送すべきだったと思うのに、何故かフジテレビカットしたんだよね。
日本での開催が、震災でロシアに変更になった事もあって、日本への応援メッセージと思えるフィナーレは感動した。
ロシア連盟からの詩が、素晴らしかったんだよなぁ。
リンクが日の丸仕様になってたしなぁ。
地上波で東北の人に見てほしかったし、聞いてほしかった。
勿論政治的思惑はあっただろうし、ソチへの布石的な意味もあったんだろうけど、それでも嬉しかったな。
個人的にはガッちゃん(ガチンスキー)がノリノリなのと、小塚が錦糸卵の上ちょこちょこ歩くところが好きw





ニコニコ動画ですが、こちらの方が画質が良いかな?


今回、中継途中にプルやランビやスルなんかが映って、そういう楽しみも多かった気がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿