2012年3月23日金曜日

芸能人の死

ホイットニー・ヒューストンの死因が薬物と心臓疾患による溺死と発表されたけど、なんと言うか痛ましいなぁ。
ホイットニーはデビューと主演映画が鮮烈なだけに、日本人にもよく記憶されてる女性シンガーですし、報道も大きかったですね。
なんと言うか、この人はつくづく結婚相手が悪かったなぁという印象ばかり残っています。
折角の才能が……。

芸能人の死というと、私個人は、ここしばらくではやっぱりMichael Jacksonが一番衝撃だったのですが、実は昨年6月凄く好きなトランペット奏者が亡くなってしまって、かなり落ち込みました。
Mr. FabulousことAlan Rubinは子供の頃、映画の「The Blues Brothers」を観て以来ずっとファンでした。
68歳だったので、MJ程早すぎるって訳じゃないですけど、悲しかったなぁ。

TwitterでWynton Marsalisってトランペット奏者が好きだって呟いたばかりですが、Mr. FabulousもWynton Marsalisもジュリアード出身ですね。
どちらも基礎のしっかりした演奏をします。
勿論私は、Louis ArmstrongやMiles Davisなどの基礎とか音楽教育とかを凌駕する、天才的な内面の表現力を持ったトランペット奏者も好きですけど、それとは対極的なこの二人も好きなんですよね。
まぁ、なんにせよ、好きな音楽は、ほとんどが既に故人の音楽ばかりなので、凄く好きだと思っている人の死に直面するのは、恐らくこの後はAretha FranklinとMadonnaくらいしかいないかと思っていますけど(いや、でも、Madonnaは私なんかよりずっと長生きしそうだ)、たまに思ってもみない方向から死を知らされたりすると、結構虚をつかれてしまいますね。

2012年3月9日金曜日

3月11日が近づいてきましたが

3月11日を目前にして、テレビも特番が増えてきました。
当日は各局とも、ほぼ特番のようです。
1年経って、どれだけ復興が進んだと言うのか!!というような状況で、まるで区切りかのような特番には違和感が無い訳じゃないですが、災害復興で一番宜しくないのは、「風化」だと思うので、忘れない為にも特番はした方が良いと思っています。
そして、特番だけじゃなくて、定期的に取り上げる方が良いと思います。

阪神淡路大震災の時の、マスコミの酷さというのは枚挙にいとまがない訳ですが、個人的に一番酷かったと思ったのは、アッという間に報道が無くなったこと。
無くなったというと語弊があるな……う〜ん、なんと言うか、被災地視点の報道が無くなったと言った方が良いのかな?
東京視点の報道ばかりで、被災地の現状等々よりも、東京から見た災害という感じ。
東京にこの規模の地震が起きたら……なんて数日後には普通にやってましたからねぇ。
で、サリン事件が起きてからは、東京が現場だったと言うこともあってそっち一色。
たまに被災地に関するニュースがあっても、実情とはほど遠いものでありました。
当時東京にいて、割りと早く復興が進んでいるんだなって印象がありましたが、関西に戻ってきた時に、まだまだ至る所に爪痕が残っていたのを見て、なんと言うか、報道ってなんなんだろう?って思いましたからねぇ。

今回の東日本大震災にしても、穿った見方をするならば、東京に影響のある範囲の災害だったからまだ報道してるんでしょ?みたいな気持ちも片隅にあります。
もちろん、未曾有の災害ですし、報道を続けることには異存はない訳ですが、東京視点からだけの報道なら、むしろ宜しくないのではないかという想いもあります。
「そう心配しなくても良いのかな」というような誤解を与えかねない報道って、阪神の時も中越の時もあった訳だし、今回も恐らくあるんだろうと思って観ていますが、それは被災地と報道の乖離を知っているから思う訳で、阪神や中越の人達以外の、多くの東京主導の報道しか知らない人達の中には、そこまで考えない人は多い気がします。

ただ、阪神や中越の頃と違って、救いがあるのはネットが一般レベルまで普及しているって事です。
阪神の頃は、私はパソコン通信で情報を得ていました(インターネットもやってましたけどパソ通の方がまだ情報が多かったように思います)。
中越の頃は、勿論インターネットは大分普及していましたので、ちょっとは違う状況でしたが、今程携帯という手の中におさまる機器で情報をこれほど得ることは出来なかったし、Twitterの様なツールもありませんでしたからね。
ソーシャルメディアは、使い方を間違えると酷く間違った方向に情報が偏ってしまったりすることもありますが、やはりリアルタイムでのやり取りというのは、災害時には大きな利点で、上手く普及させていくのが良いと思います。

なんと言うか、この1年、政府はアテにならんって言うのだけは身に染みて分かった訳で(いや、もとより私は民主政権には何の期待もしていませんでしたが)、だからといって自助努力で……って阪神淡路大震災の時のような事を被災者に要求しても、津波という大災害では、さすがに無理もありますし(何より人的不足が如何ともしがたい地域も多過ぎますし)、何とかならないものかと思います。
原発の問題もありますし、本当に困ったものです。
早いところ、メタンハイドレート等の豊富な資源を開発して、原発がなくても済むようにしてもらいたい。
そして、輸入に頼らなくても良いメタンハイドレートなどで繋いでいる間に経済を安定させて、再生可能エネルギーの実用化に向けて国を挙げて頑張ってもらいたい。
メタンハイドレートを開発したら、むしろ一気に資源大国になって、輸出も出来るようになるだろうに。
でも、民主政権じゃ期待出来ないよなぁ。
なにしろ、消費税を上げたり補正予算を自民時代より一気に平均7兆円程も増やして、それをどう使うのかと思ってたら、どうやら韓国や中国に流すのが見えてきてる訳で(ODAって終わった筈なのに復活させてるしねぇ)、本当に自国の事は二の次だなんて、そんな政府いらない。

3月11日を前に、色々考えさせられる毎日です。