民主党のマニフェスト

発表になったので読んだけど、色々酷いね。

国の将来のためには、子供をたくさん産んだ家庭（女性ではなく世帯単位ね）に手当を厚くというのは、悪くない政策だとは思うんだけど、やり方と方向性が間違ってるように思うね。
あの政策で子供を産もうって思うようになるか？と問われれば、今欲しくないとか、産む余裕がない人の決断を促すのには何の役にも立たないよ。
お金が無くてもポコポコ産む人たちがいて、そういう人たちの生活保護だの……が結構大きいと思うけど、そういう人たちに産んでもらってもさ、結局生活保護スパイラルになるとかまで言われちゃってる訳で、そうじゃない、もっとまじめに自分たちの生活設計を考えて、子供を現時点では持てないと思ってる（でも産めるものなら産みたいと思ってる）層にアピール出来なきゃ駄目なんじゃないの？
麻生総理の言じゃないけどさ、ばらまきゃ良いってもんじゃないし、その財源として扶養控除撤廃とかなってて、なんだかねぇ。
あと、保育所増やすのは良いけどさ、保育所の後の事は？
6歳の壁がすごく大きいんだけど？
保育所入ってるうちは良いよ。
でも、小学校に入った途端学童にもあぶれて退職ってパターンは多いんだよね。

それから、病気の子がいるから思うけど、医療と障害者の政策、最低。
甘い言葉書いときゃ良いとか思ってるのかもしれないけど、常に医療と福祉に深く関わってる家庭からすると、実現する訳も無い事書くなと言いたい。
現実見ろって感じ。
そりゃ、お金持ちで医療も福祉もお金で解決出来る人には、分からないよね。
医療と福祉が充実してほしいとは思う。
そうすれば、介護に費やす時間が軽減されて、働きに出る事も出来るようになるだろうし。
でも、介護にしろ福祉政策にしろ、各家庭に個人責任だと押し付けてきた自民党の政策が最低だったとは思うけど、下手すればそれをさらに助長しかねないなと思える政策出してきた民主党は、何も分かってない。
大体、自立支援法の改正を、審議拒否で潰した民主党に、本気で医療と福祉をどうにかしようなんて思ってると思えない。
医療と福祉は密接に結びついてて、うちの子供なんかは医療によって福祉の必要な状態にさせられた訳で、切り離して考える事が出来ない事で、医療をどうこうしようとする先には、福祉を肥大化させる現状がある事をしっかり認識しろと言いたい。

経済とか雇用の関係は、世界的不況の中では日本だけでどうにか出来る部分は小さいので、今回のマニフェストで大きく変わる事は無いと思う。
それは民主党に限らず、自民党も一緒だし、他の各政党も一緒だと思う。
まずは、世界経済が立ち直らないと難しい事が多すぎるからね。

そして、一番許せないのは、政策集「INDEX2009」では明記している癖して、マニフェストでは公言したくなかったのか、「永住外国人への地方参政権付与」「国会図書館に過去の日本の「罪」を追及する恒久平和調査局を設置」「元慰安婦に謝罪と金銭支給を行うなど慰安婦問題への取り組み」みたいな売国政策に関しては全く書きもしない事。
国民もこんな事知らないで、マニフェストだけで騙されちゃうんじゃないかと心配。
たった一度の社会党政権が、後の日本の外交にどれだけ悪影響だったか考えれば、こんな事政策集で書いてる民主党は、日本を潰す気か？と思ってしまう。
そして、特亜資本に侵されてるマスゴミは、これらをほとんど報道しないからね。
「永住外国人への地方参政権付与」はさ、そりゃ海外でも実施している国はあるよ。
でも、民主党が言ってる様な誰でもALL OKなモノじゃない。
厳しい選択基準があるんだよ？
各国の基準だと、永住外国人のうち、本当に参政権を持てる人なんて、本当に一桁台のパーセンテージな訳だからね。
それを民主党は、そういう事は言わないで、海外で実施されてるとかさ、まるで永住外国人全てに参政権が与えられてる様なことを言うからね。
もうね、昔みたいにマスゴミ頼みで情報を得ていた時代じゃない。
ネットにちょっと繋いで、海外のサイトを見ればいくらだって、現地の実情が分かるんだよ？
そりゃ、私は英語のサイトしかちゃんとは見れないけど、昔に比べて翻訳サイトも充実している。
日本語への翻訳はめちゃくちゃでも、英語への翻訳をすればまともに読める海外サイトはたくさんあるよ。
高校卒業レベルにちょっと毛が生えたくらいの英語力と、後は辞書片手に単語引きさえすれば読めるんだから、本当に疑問に思った人はそういうところ読むって事分かってないのかな？（まぁ、医療論文はさすがに大学卒業レベルでも読めない時もあるんで、専門家に質問したりして読んだりする事は多いんですけどね。それでも10数年前に、娘が発病した頃に比べれば格段に自分の英語力も進歩したよなぁ）

「選択的夫婦別姓」は個人的には賛成だけど、これも投票率の高い年配者の間で反発が大きいせい書かれてない。
「靖国神社に代わる国立追悼施設の建立」は、国立追悼施設の建立は賛成。
でも、靖国に代わる必要は無いと思う。
私はクリスチャンだけど、靖国の意義や靖国の大切さは尊重している。
それは、私が日本人だからだと思う。
でも、宗教法人ではなく、国としての追悼はあっても良いと思うので、追悼施設は賛成。
両方あっていいものだと思うからね。
まぁ、キリスト教に慰霊という概念が無いからそう思うのかもしれないけど、でも、キリスト教徒だって、教会での戦没者への祈りは、終戦記念日には毎年欠かさない訳で、そういう意味では同じだと思うんだよね。
宗教なんて、人を救いさえすれば、それが真っ当な宗教である限りみんな一緒だと思うから。