2007年8月3日金曜日

水鉢ビオトープ


我が家では小さい水連鉢でメダカとウォーターポピーを育てています(ヒメトクサは写真を撮った直前に新しく入れました)。
熱帯魚を元々飼っていたんですけど、娘の体調が悪化した頃から世話が行き届かなくなってきていたので、徐々に熱帯魚の数を減らし(自然死したあと補充しないってこと)、水草との相性さえよければ、餌すらあげなくてもいいメダカの方にシフトしたのです。
で、単純に愛玩用の熱帯魚に手間をかけられなくなった代わりという、超ずぼらな動機で始めたのですが、最近友人からこれを水鉢ビオトープと言って今割と流行っているのだと聞きました。
ビオトープというと、大掛かりな池や小川のせせらぎなんかを、生態系も含めて作って維持するというものしか知らなかったので、水鉢や睡蓮鉢でそんなことするのも、ビオトープなのか?と疑問は感じましたが、庭やベランダに水鉢なんか置いておくと、意外と夏なんかは気温が上がりすぎなくていいということもあるから、一石二鳥ってことかなぁと単純に考えております。
で、エコが動機ではなかった訳ですが、どうせならもう少し水鉢を増やしてもいいなぁという気になりまして、もう一つ水鉢ビオトープっぽいものを作ってみようかと思いました。
今の睡蓮鉢だと、観賞用なので、ビオトープにはほど遠いですから。

でも、ここで問題が……。
今の睡蓮鉢も、それほど大きくないんですけど、かなりお高かったんですね。
園芸ショップに行っても、睡蓮鉢や水鉢は高いです。
ちょっと本格的っぽくしようと思うと、樋口一葉が1枚くらい吹っ飛んでいく訳で、どうせやるなら徐々に数を増やしていきたいし、安上がりにするに越したことはありません。
でも、安いプラスチックの睡蓮鉢は、個人的に嫌いで、選択肢から除外って訳で、少し悩んだ末、普通のテラコッタの大きな植木鉢を流用することにしました。
穴さえ塞げば、使えると思いますし。

で、早速園芸ショップへ行って大きな植木鉢と、水中用のパテを買ってきました。
1500円くらいですみましたよ。
同じくらいの大きさの睡蓮鉢も売ってましたけど、6000〜12000円くらいでした(物によって多少値段が違う)
水中用のパテは、硬化すると水中でもその硬化が持続するのです。
穴にビッチリと埋めて、私が買ったものは6時間放置で十分硬化するそうですから(気温が低い時期は10時間だそうですが)、朝埋めておけば夕方には硬化します。
そのあと、念のため、熱帯魚の水槽の補習用コーキング剤を塗っておきました。
こちらは24時間で硬化します。

翌日硬化しているのを確かめたあと、水を入れて、水漏れのチェックです。

漏れていなかったので、何度か水をかえてコーキング剤のアク抜きをしました。
うちの庭は、もちろん土の部分があるので、そこに直接水鉢を置く場合はいいのですが、今回は三和土部分に設置しようと思っているので、少し熱伝導を考えて小さいレンガをしくことにしました。

でも、これはあってもなくてもいいと思います。
どうせテラコッタみたいに、素焼きの鉢なら、気化熱でそんなに水温上昇もないでしょうしね。
で、次に、これは入れた方がいいと、水鉢ビオトープの解説のサイトさんなんかに書かれていたので、素焼きの小さい鉢を入れます。

その周りに、荒木田土とか睡蓮用土とかを入れます。
土の量は好みで加減なのかな?
私は一緒に植え付ける水生植物と水面の高さの関係で、少し高めに入れました。


奥側がミニパピルス、左がヒメスイレン、右がアサザです。
アサザは絶滅危惧種に指定されているそうなので、積極的に購入してきました。
ヒメスイレンやアサザは背が低いので、ポットから外して植えましたが、ミニパピルスは背が高いので倒れやすくなるから、ポットのまま植えます。
でも、ポットを外すのを推奨している人もいるし、外さないとする人もいるみたいなので、その辺りはそれぞれの考え方次第なのかもしれないなって感じです。

そして、真ん中の鉢に注ぐように水を入れます。
あまり何も考えずに水を入れると、土が崩れそうだしね。
とはいえ、ゆっくり静かに注いでも、水が濁ります。

で、最初は水を溢れさせてゴミとか浮遊物とかは流しちゃいます。
時間を十分おくと、ある程度透明になるので、そうしたら、浮き草や、メダカや金魚やエビなんかの生き物を入れるといいと思います。
生き物を入れておくと、ボウフラとか湧いても食べてくれます。
何も入れないと、ボウフラやヤゴが発生しちゃいますから、大変な事態になっちゃうかも……。

今回は、少し深めの壺みたいな形にしましたけど、次回は朝顔型の鉢でやってみたいな。
しばらくすれば、浮き草なんかは繁殖して増えるでしょうから、株分け気分で増やそうかなと、計画しています。

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