2007年7月19日木曜日

ごまかすのは難しい

ミステリーのトリックに、科学的なモノを使うときは、かなり気を使ってしまう。
現在進行形で書いているモノに、とある毒物が出てくるのだけど、まぁ、シアン化系の毒物なんだけど、あまりあからさまに薬品名や、含まれる物を書くのは憚られる。
とはいえ、全くの嘘っぱちを書く訳にもいかないし、未知の薬品を利用してとか、新しく犯人が開発した薬品を利用してなんて逃げ方はあるんだけど、それも使えないような場合は、どうぼかすかなぁとか、どうごまかすかなぁとか、そっちの方に悩んでしまう事もしばしば。
前に書いたとある海藻を利用した毒殺モノミステリーは、はっきりとその名前まで書いてしまった事もあって、まずかったなぁなんて思ってた訳なんだけど、最近知ったのだが、どこかのテレビ局でその海藻の事を検証した放送が数年前にあったそうなので、気にする程でもないかな?と思ってホッと胸を撫で下ろした事もあった。
基本的には、科学的なトリックを多用してのミステリーは、なるたけ嘘にみえない嘘を書いている訳なんだけど、匙加減は難しい。
科学的ではないトリックの場合は、そういった事はあまり悩む必要がないので、気は楽。
自分は「狂気の雫」的な、科学的なトリックを使わない、心理戦みたいなミステリーの方が、書いていて好きなんだけど……。

そうそう、「狂気の雫」もちょっとずつ手を加えています。
子供が大きく体調を崩していて、あまりそっちにまで手が回っていないんだけど、夏休みに入れば少し時間が取れるかな?
いや、ずっと子供が家にいる分、忙しくなるかも知れないんだけど……。
でも、まぁ、数年前に書いたものに手を入れるというのは、既に忘れている部分もあって、自分で読んでて「へぇ〜、こんな事書いてたっけ?」と思う事もしばしば……。
一読者目線で読んでたりして……。
もっとも、それじゃ、手を入れられないので、切り替えないといけないんですが、なかなかね。
とりあえず、結局書いたのにアップできないままだった最終章も含めて、手を入れ終えたらアップするつもりだけど、PDFでアップするかも。
Wordファイルだと大きくなりすぎるし、HTMLにすると労力が半端ないし……。
PDFが一番気楽かなぁ……と。
単純なtxtファイルでもいいんだけど、それはそれであまりにも……だしね。

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