2011年12月20日火曜日

金正日死亡のニュースを見ていて。

昨日から金正日死亡のニュースが大きく取り上げられているけれど、父親の金日成死亡のニュースを覚えている身としては、北朝鮮の感触が、意外と冷めてる感じがしてしまう。
まぁ、これが権力闘争の末、偉大な(と北朝鮮では言われている)父親から世襲した限界なのかな?
となると、3代目にあたる金正恩もどうなることやら。
17日に死亡したと言うものの、北朝鮮の用意周到さを見ても、実際に死亡したのはもう少し前、または死期が迫っているのが傍目にも分かる状態であったのではないかな?
とはいえ、昨日からの政府の対応や、日韓首脳会議の韓国大統領の強気発言等々を見ても、韓国でさえ死亡の情報をつかんでいなかったのは見て取れる。
アメリカが掴んでいたとしたら、一応韓国と協議するだろうから、アメリカも掴んでいなかったんだろうなというのも間接的に分かってしまうわけだ。
もちろん、日本も言わずもがななわけですけどね。

で、まぁ、今後北朝鮮がどうなっていくのか気になる所ではあるけど、それは専門家たちが分析してくれるからそれを参考に色々考えるとして、テレビを見てると金正日の元料理人という触れ込みの藤本健二氏が登場している。
朝は日テレの「スッキリ!」に出演。
午後は読売テレビの「ミヤネ屋」に出演ですね。
同じ日テレ系列だけど、朝の「スッキリ!」終わったあと大阪まで移動したのか。
でも、この人って、登場以来一貫して正恩が後継者って説唱えてる人で、まぁ、ある意味北朝鮮でそういうのを見聞きしてきたんだろうとは思うけど、金正日云々よりも、金正恩のポジティブキャンペーン用の工作員って気がする。
金正日の指示なのかもしれないけどね。
金正恩がまだそれほど世の中に知られてなかった頃からだったと思うし。
そして、「スッキリ!」でも「ミヤネ屋」でも金正恩が切れ者であるとするエピソードを語っていたけど(両番組でほぼ同じ内容)、胡散臭いと言うか、う~ん、やっぱり、ポジティブキャンペーンにしか見えなかったっていうのが正直なところ。
切れ者である金正恩はいずれかは開放路線に向かうから、焦って北朝鮮体制を壊さないようにしろと暗に言ってる感じ。
穿った見方すぎるだろうか?

「ミヤネ屋」では、韓国に密かに潜入して、一般の韓国国民として生活している北朝鮮の工作員が、何か事が起きれば一斉に蜂起して韓国を混乱に落としかねないと言っていたが、日本にはもっと目に見える形で在日という存在がある。
これらも同じ事をしでかすだろうというのは、拉致問題で総連幹部が関与していたとされることを考えれば容易に想像のつくことではあるけれど、さすがにそれはテレビでは言わないね。


   



もう亡くなった戦前生まれの人が昔教えてくれた怖い話がある。
かつて持っていた長屋に、併合後日本にやってきて住んでいた朝鮮半島の人間(当時は日本人扱いだったわけだけど)がいた。
当然宗主国である日本で一旗揚げるために、勝手にやって来たそうだ(強制連行では全くない、そしてそういう朝鮮半島出身者は多かったそうだ)。
戦後、敗戦国になった日本をさっさと逃げ出した彼らは、その後こっそり日本に舞い戻ってきた者が多かった。
で、ここからが彼の言っていた怖い話なのだけど、その朝鮮半島出身者が長屋の部屋を出たあと、その部屋を日本人一家に貸していた。
あるとき、家賃を持って来なかったので1ヶ月待って部屋を訪ねてみると、その部屋にいたのは朝鮮半島出身者だったそうだ、それも日本人一家の名前を騙って。
その日本人一家がどうなったのかはわからないのと、彼に知られたと分かったその朝鮮半島出身者は翌日にはいなくなっていたそうだ。
そして、同じ大家仲間で同じような経験をした人間が何人かいたとのこと。
その中には、追求した人もいたそうだが、その数日後に殺されて犯人はわからずじまいだったことがあった。
これは、35年くらい前に「戦後すぐの頃の古い話だよ」という前置きで聞いた話。
でも、別に珍しい話というわけでもなく、周囲の友人でも祖父母から似たような話を聞いていた人間は多かった。
単なる噂話ではなく、実際に体験したことだという話しがほとんどだった。
今の在日で当たり前のように言われている強制連行や、従軍慰安婦なんてことはほとんどは話に出なかったような時代だ(そりゃその時代を生きて活動していた人間がまだ十分現役に片足残してる時代に言った所で一笑に付されただろうと思う)。

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