2007年2月7日水曜日

言葉狩りみたい

柳沢大臣の「健全」発言に関しては、もう揚げ足取りの言葉狩りみたいで、批判している側が気持ち悪いって感じです。
「若者が子供を2人以上持ちたいと思っている」
これって希望ってことでしょ?
実際に、育てられる人数っていう意味じゃなくでしょ?
育てられる人数だと、1人とか0になるのは仕方がないけど、希望として2人以上が健全っていうのの何が悪いの?
それに、自分やパートナーが不妊かどうかも分からない時点では、単なる希望をいうのは当然じゃないの?
大体、日本は伝統的に養子縁組が盛んな社会だった訳でしょ?
それが戦後急に養子縁組がタブーみたいになってしまった。
もちろん、養子縁組と家制度が密接に結びついていたっていうのはあるけれど、家という枠組みがなければ養子という制度がタブーになる社会でしかなかったのかな?
欧米並みに、普通の事になれば、不妊カップルでも子供を育てる事は出来るし、闇に葬られる胎児の救いにだってなるかも知れないし。
そんな全ての意味を内包して、希望として2人以上であってほしいとも、少しだけ思うけど。

なんにせよ、男女2人の人間が、繁殖という意味で2人以上の子供を持ちたいと思うのは、生物学的に見て極めて健全なんじゃないですか?
男女2人で子供を1人持ちたいというのは、生物学的に見れば不健全でしょ?
前提として人口を減少させていこうとするのは、本能として不健全じゃない?
そういう意味でいえば、2人以上というのは、極めて健全。
おかしくも何もない。
批判するなら、「健全」という言葉じゃなく、その生物学上とても健全な希望を、生物学的意味合い以外で希望通りに出来ない現状をなんとかしていかなくてはならない部分を、具体的にどうしていくのか?という部分に対してじゃないの?
財政的な事や、育児環境や、不妊の事とか……。
野党も不毛な突っ込みしないで、そっちを突っ込んでよ。

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