2010年9月12日日曜日

理解不能

米でコーラン焼却や冒涜 ホワイトハウスそばでも
2010.9.12 11:54

ロイター通信は米中枢同時テロから9年を迎えた11日、米南部テネシー州スプリングフィールドでキリスト教会のボブ・オールド牧師らがイスラム教の聖典コーランに油をかけて焼却したと報じた。
AP通信によると、11日にはこのほか、コーランを冒涜する行為が首都ワシントンのホワイトハウスそばなどで計3件あった。フロリダ州の牧師もコーランを燃やすと宣言していたが撤回した。
オールド牧師はこの数日前、米テレビ局に対し、焼却の理由について「イスラム教徒が偽りの神を崇拝していると信じるからだ」と語っていた。(共同)


訳分かりません。
こんな事してどうなるというのでしょう?
しかし、一番訳分からないのは"焼却の理由について「イスラム教徒が偽りの神を崇拝していると信じるからだ」と語っていた。"の部分。
え〜と、イスラム教とキリスト教の神様って、同じなんですけど。
あと、ユダヤ教も一緒です。
いわゆる、「アブラハム、イサク、ヤコブの神」と呼ばれている神様の事ですね。
だから、イスラム教とキリスト教、それにユダヤ教を加えて、この3宗教は「アブラハムの宗教」「砂漠の一神教」「啓典宗教」なんて呼ばれている訳ですからね。
だから、この牧師の言っている事は、キリスト教の神も偽りだといっているようなものでして、おかしいよね。
教義がおかしいとか、そういう言い方ならまだしもね。
それこそ、「アブラハムの宗教」である3宗教が浸透している世界の多くの土地で、これらは当たり前の事実として知っているべき事だと思うんですけどねぇ?

しかし、よくよく考えると、この「アブラハムの宗教」の圏外にいる国って、本当に少数派だよねぇ。
日本もそのうちのひとつですね。
自分はクリスチャンだけど、日本人的な感覚も持っていて、一神教を信じている割に、どこかでキリスト教の神も一柱という感覚が抜け切りません。

0 件のコメント:

コメントを投稿