2010年1月20日水曜日

JALの再生

JALの再生への動きの邪魔ばかりしていた(としか思えなかった)労組やOBも、事ここに至っては自分たちのした事について後悔しているのでしょうか?
それとも、棚上げにしているのかな?
まぁ、それはどうでもいい事ですが、個人的にはJALの株はこのまま持っていようと思います。
別に大した額買っても無いですしね。
その理由はと言うと、私自身は航空会社はANAの方が好きで、利用するのはANAの方が多いのですが、JALはある意味気の毒な面もあるのを知っているので、まぁ、何となく追悼の意味を込めてです。
確かに高水準の給与体系や、年金問題や色々あるのですが、ユニバーサルサービスを義務づけられている部分も破綻に拍車をかけた一因と思っているのです。
要するに、どんなに不採算で赤字になると分かっていても、空港が作られればJALは就航しない訳にいかない。
そして、JALは空港の建設決定には関与できない。
国や都道府県が、採算も取れない地方空港をどんどん作り始めたのも、破綻が加速した一因と思うからです。
このユニバーサルサービスってのは、JALが国営だったからって言うしがらみからですからね。
例えば、宅配便や宅急便、クロネコヤマトや日通が行かないような離島や山奥でも、人がそこにいるなら郵便局は絶対に配達を断れないよう義務づけられているのなんかと同じ事だと思います。
前に聞いた事がありますが、各宅配会社で引き受けた荷物が、結局その宅配会社から郵便局に持ち込まれる事は珍しくないそうです。
その宅配会社では配達できない地域の荷物だったからってことで。
航空会社は飛行機を飛ばすという、郵便よりもお金のかかるサービスだったというのが明暗を分けているのかもしれません。
まぁ、でも、JALが赤字路線の就航見直しを今回の経営再建でやるならば、ANAにも就航義務がまわるだろう事は予想できる訳で、ANAも対岸の火事ではいられなくなるかもしれませんね。
そういう意味では、JALは国によって作られ、国や地方自治体やゼネコンによって破綻させられた部分もあるという感じに思えてしまうのです。
ですから、最後に買った(少ない額ですが)株は手元に置いておこうと思います。
まぁ、昔と違って電子化されてるから紙の証券が届く訳じゃないので、2月19日の夕方には、電子世界でデータとして消え行くだけなんですが。

0 件のコメント:

コメントを投稿