2013年6月30日日曜日

映画に行こうか迷っている

ガリレオの新作映画「真夏の方程式」を観に行こうかどうか迷っている。
と、いうのも、私は原作が結構好きだから…。
多分、ガリレオシリーズの中では、一番好きだ。

で、ここからは「真夏の方程式」のネタバレが含まれる可能性があるので、取り敢えず折り畳んでおく。


ドラマはね、まぁ、色々改竄されててもそれなりに、別物として見ているのでいいんだ。
「聖女の救済」も著しくって程ではないにせよ、原作と違っていた訳で、で、まぁ、不満はありつつもそれなりに楽しませてもらった。
ただ、原作で出てくる岸谷は、ドラマの吉高演じる岸谷みたいなキャラじゃないし(男性だし)、草薙メインで内海君が活躍する訳で、原作好きとしては別物と切り離してみなきゃ観てられないっていうのもあった訳ですがね…。

そもそも、周囲が常識的な人間ばかりだから、その中に変人ガリレオがいれば変人っぷりが際立つという第1期の面白みが、変人ガリレオ以上に常識の無いお子ちゃまな岸谷のおかげで、むしろ湯川先生が常識人に見えるという逆転現象っぷりに対する不満があるのは、また別の話しですが(原作はドラマ程変人じゃないし…)

多分、このblogを見てくれてる方は、昔公開していた二次創作を見てくれてた方が大半だと思うのだけど、二次創作以前に書いていたオリジナルも含めて(それらはまだインターネットが商用解放される前、telnetなんて言葉が当たり前に使われていた時代にちょっとだけネット上で公開した事がある程度で、ほとんどネット上で披露した事はありませんが)、ミステリーで子どもが犯罪を犯してしまうというシチュエーションを割りと使っていました。
人の子の親として、それはどうなの?ってのはありますが、子どもは残酷だし、無邪気だし、何も知らないし、だからこそ犯してしまう罪というモノが、書くのも読むのも嫌いじゃないというか…結構好きです。
「真夏の方程式」は二重の意味で子どもが罪を犯してしまうわけで、そこはすごく大切なコンセプトだと個人的に思っているんですね。
だから、何というか…そこを改竄されてたら、ちょっと嫌だなぁと思ってたりする訳で、ガリレオの第2期を観てて、そういう意味ではちょっと期待できないなぁと…思わなくはありません。
いや、勿論、あらすじやキャストを観る限り、そのコンセプトをそのまま使ってはいるでしょうけど、う〜ん、私や惹かれた根底のテーマみたいなモノはどうなのか?っていうね…。
そういうのが怖くて、あまり積極的に情報を入手していないというのもあります。
でも、ドラマにあわせて手が加えられていたとはいえ、映画の「容疑者Xの献身」は素晴らしかったと思っていますので、期待しても良いのかなぁ?という気もしつつ、「容疑者Xの献身」はドラマの第1期がドラマとしてよく出来ていたという土台があってこそなんだよなぁとも同時に思う訳で、第2期はドラマとしても破綻してたと思える面がかなり見受けられたので(烏天狗の話しとかさ…)期待薄…という気がね…。

って訳で、迷ってる私に、原作好きの方で観たと言われる方がいらしたら、観に行くべきかどうか教えていただけると嬉しいなぁと思ったりするのです。

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