2011年9月10日土曜日

小説のキャラとドラマのキャラの乖離。

石田衣良の小説は、一時期嵌っていたのだけど、最近では「池袋ウエストゲートパーク(以下I.W.G.P.)」シリーズが文庫化されたら買って読むって程度。
ハードカバーで出ても読んでないし、図書館で借りて読んでもないな。
って訳で、9巻が文庫化されたばかりだから、ちょうど3日程前に読んだところなのです。

石田衣良は雰囲気で読ませる作風だから、トリックが面白い訳でもないし、ストーリーに引き込まれるというものでもない。
リアルで起きた事件や、流行をうまく取り入れつつ視点をずらしているので、ちょっと流行が移り変わっても耐えられるところはいかなって感じだけど、雰囲気に飽きたら読まれなくなるのは仕方がない。
I.W.G.P.のシリーズだけ追いかけてるのは、単純に気楽に読めるからというのと、安藤崇というキャラが好きだからかな?
I.W.G.P.は宮藤官九郎の脚本でドラマ化されてるし、割りと視聴率も良かったらしいから、そっちのイメージの方が強い人も多いと思うけど、安藤崇は原作ではドラマみたいなキャラじゃないからなぁ……。
ドラマも、宮藤官九郎作品なので、コメディ寄りとはいえ面白かったけど、でも、なんと言うか、原作の方を先に読んでいたせいか、他のクドカンドラマに比べるとあまり好きじゃない(クドカンなら、タイガー&ドラゴンが一番好きかも)。
主人公のマコトもあんなアホではないし、サルだってあんなに格好よくはないし、シュンもあんなに可愛くはない。
何より、タカシがあんなおちゃらけキャラなのは、ちょっと……。
タカシは、やっぱり、キングだし、クールであってほしいよなぁって、原作でタカシが登場するたびに、ドラマを未だに思い出して鬱なのです。

あ、別に窪塚洋介が嫌だったという訳じゃないのです。
キャラ付けの演出の方向性が嫌だったというだけで……。
うん、もっと原作寄りだったら、結構窪塚君は嵌ってたんじゃないかなぁって気もしなくはないし。

まぁ、原作があるものを実写化する時って言うのは、どうしたって原作に先に触れてる人間の中のイメージがあるから、そこが損なわれちゃうというのは仕方がないのだけど。
というかさ、原作付きの実写化で、「イメージ違う!!」って言うの多くない?
別に日本のドラマや映画に限らず、ハリウッドでの実写化だとしてもさ。
それで楽しめる方向に行けばいいんだけど、そうじゃない場合が多いのが嫌。
昨今の実写化で、原作レイプじゃなかったのってデトロイトメタルシティ位しか思いつかないんですけど(DMCの実写化はすごく良かったよね)。
漫画にしても小説にしてもアニメにしても、二次創作とかさ、そういうのって、全然有りだと思うんだけど、公にやっちゃうんなら二次創作より酷いよって思われないものにしてほしいなぁって思ってしまいます。
そういえば、I.W.G.P.の二次創作ってあったりするんだろうか?
でも、あったとしてもドラマ版の二次創作だろうなぁ。
それもBL方向で……。
まぁ、あのキャスティングじゃ、しょうがないよね……(´▽`*)アハハ
一大ジャンルらしいもんね、ジャニは。

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